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May 30, 2005

京浜工業地帯の海

すごく変なところに行ってきました。
京浜工業地帯の海に入ってきたのです。

京浜工業地帯の海っていうのは、「東京湾岸ってだいたい倉庫か工場で入れないけど、どこかにぼくたち子どもが入り込んで遊べるような秘密の場所も、見つかるんじゃないかな」っていう発想から探しあてられて、勝手に名付けられた場所なのだけど、年に一度、そのどぶのような京浜工業地帯の海で泳ごう!というのがあって、そこに参加してきたのです。

詳しくどことは書けないけれど、倉庫街に、エアポケットみたいに空き地があってササの葉がおおい茂っている場所があるんだけど、そこを入っていくとホームレスの家が建っていて、さらにそこを抜けていくと、目的地なのです。

海とは言っても、運河の終点というか、入り口なので、干潮のときだけ、岩場と砂場が顔を出す、海とは言えない場所でした。斜め上には、次の埋め立て地へ抜けていく橋がかかっていて、たもとがその海なので、さらにただの川みたいだなあとも思ったけど、とにかく、潮がひいた時だけ海らしくなるので、潮干狩りみたいに、その時を狙って、子どもたちは海に入って、遊んだのです。

古タイヤとか、割れたガラスとか、洗剤の入れ物とか、ゴミだらけだったけど、石を裏返してみるとカニややどかりがたくさんいて、カニ採り合戦もしました。水はやっぱり濁っていたけど、泳いでしまえば楽しいみたいで、子どもたちは、どこかの海水浴場にいるみたいに、シンクロナイズドスイミングのまねをしたりしてはしゃいでいました。もう何キロか先は羽田なので、近く低くに飛行機が飛んでいて「あ、JALだ」とか「スカイエアラインだ」とか言っていたよ。

京浜工業地帯の海を知ってから、ただただその海に行ってみたい!と思っていたので、京浜工業地帯の泥のような海を見ることができてほんとうに満足でした。娘は、波をちょっと怖がっていたけど、反面興味も示していました。だれかが「これが海だと思っちゃったらちょっとかわいそうね」と言ったので、そうだなあと思いました。

家に帰って地図を広げてよく見てみると、すぐ先は、もう埋め立て地もない東京湾が広がっていて、東海汽船の航路も記されていました。ほんとに、太平洋に続いていくんだな。

京浜工業地帯の海。娘が大きくなったら見せてやりたい、宝の海です。

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May 26, 2005

都会の子育て

自然いっぱいの場所で子育てするのもいいけれど、都会の片隅で子育てするのも悪くないと思う。

トラックやバスやミキサー車や救急車やパトカーやタンクローリーやブルドーザーがたくさん通る。新幹線の陸橋から、ときどき富士山が見える。近くのどぶ川にも亀がいる。労働者っぽいおじさんが時々やさしい。

一番好きなのは、うちのベランダから見る飛行機だ。夕方は、離陸する飛行機、着陸する飛行機、ひっきりなしに交差するからいい。仕事を終えたサラリーマンを乗せて飛行機が羽田を離れる。どこかの地方に飛んでいたサラリーマンを乗せて飛行機が戻る。一日が終わるなあと思うんだ。

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May 16, 2005

子は親の鏡

皇太子が紹介して、120万部売れたとも、200万部売れたともいわれている本、「子どもが育つ魔法の言葉」。一番最初のページには詩が書いてある。なになに、「とげとげした家庭で育てると、子どもは、乱暴になる」ですと。この詩、うちには関係ないよ、と思っていた。

ところが、娘が、ある日を境に突然凶暴になった。くつがうまくはけないと「きーっ」と金切り声。スパゲティがうまくくるくるできなかったから手伝ってあげたら、「自分でやりたかったのに」とばかりに怒ってスプーンを「バシーン」。上着がぜんぜん着れなくて、とうとう上着をズボンにみたててそでに足を入れだしたから、そうじゃないよと手を出したら、「いやいいやい(訳:いやだいやだ)」と言ってとうとうママの顔をぺしぺし叩いてきた。これがいわゆる「イヤイヤ期」なんだ、きっと。でも、金切り声あげるわ、道路に寝そべって怒るわ、親の顔ははたくわ、ほんとうに困ってしまう。非行に走った親が、「あんないい子がどうして」とかテレビで言うの見てて、親バカーって思っていたけど、思わず漏らしてしまった、「あんないい子だったのにどうして」。

で、さきほどの本である。そうやって乱暴になるのは、家庭がとげとげしているからだという。げっ、ぐさっ。思いあたる。どの子にも訪れる反抗期だと分かっていても、確かに思い当たる節あり。っていうか節ありすぎ。

「子は親の鏡」。昔っからあったよなー、この言葉。昔は自分の非行のいいわけに使ってた。そんな私も一人の子の親となり、初めて「子は親の鏡」を実感するようになりました。しゅん。子育ては親育て、親は子に育てられる、とかそれに類似した言葉は数あるけれども、なかなか厳しい言葉だなあと思うのです。

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May 08, 2005

お台場バーベキュー

夫の大学時代のサークル仲間10人くらいで、お台場でバーベキューした。平均年齢33歳(だいたい)。連休最後の土曜日だったし、雨って予想だったから、ほとんどの人が前の晩から飲んで朝4時くらいに寝たらしいけど、朝天気がよかったからやっぱりバーベキューをやろうか、ということになって、ほんと、サークルみたいなノリで車に分乗して高速を飛ばしてお台場に着いた。

快晴。潮風公園という公園のバーベキュー場でバーベキューした。前方は東京湾。水面がキラキラ反射してた。とってもきれい。遠くに品川の高層ビル群が見える。散策道に犬。フジテレビのドラマみたいな光景が広がっていた(フジテレビ、近場でロケしてんなー)。そのあと、大観覧車に乗って、ボーリングを2ゲームやった。夜8時、クレープを食べた。ボーリング負けたチームが勝ったチームにおごってくれたのさ。ウキウキな一日だった。

帰りの高速は超空いていた。高層ビル群がとってもきれいだったよ。だからか昔話になった。「おまえんちの犬、元気?」「死んじゃった」みたいな。そしたら友人が「最近、ずーっと会ってなかった人が死んじゃってた、とかいうことあるよねー」って言ったよ。そうだよね。なんか分かるー。夫も最近ニュース見ては、「住所不定33歳だってー。同い歳の奴が、たわいもない犯罪で名前が出る年頃になったもんだなー」ってよく言うし。

人生は後戻りがきかない。大学生にはなれないし、娘はどんどん大きくなる。だから、やっぱしちゃんと生きよう。そんな気分になった夜だった。

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May 03, 2005

こんな生活がしたかった

多摩動物公園に行った。

朝6時、みんなより早く起きてサンドイッチを作る。バターを塗って、レタスをのせて、きゅうりをのせて、チーズをのせて、ベーコンをのせる。麦茶を水筒に入れる。お手ふきも持つ。

公園の入り口にはこいのぼりが泳ぐ。小さな子どもを連れた家族連ればかりの中に混ざる。ライオンバスに乗る行列に並ぶ。娘がきりんを見て喜ぶ。娘は、柵の間から手を出して、「おいで、おいで」をやっていた。

日かげを見つけてビニールシートを広げる。こんな生活がしたかった。こういうことをするために、仕事を辞めるのも、悪くない。

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