きの(昨日)とった、さっきとった
こないだは、むすめの心に「見たて」の世界が生まれたこと書いたけど、言葉の獲得が進むにつれてでてきたのはそれだけじゃない。
「時間」の概念が、その一つだ。
じいじのうちに行って、させてもらったもも狩り。そのももをうちに持ち帰って、熟すまで3日か4日置いておいた。それを食べようと取り出したら、「きのとった。もも。きのとった」って大あぴーる。「きのとった」って何?木の取った?大きいの取った?まさか過去を表現するようになるとは思いもしなかったので、「昨日取ったもも」って言ってるって理解するのに、少々時間がかかった。
次の日、ほかのももを取り出したら、今度は「さっきとった。もも。さっきとった」って言い換えた。昨日取ったももだ」って言ったのに、ママがぜんぜん分かってくれなかったから、考えたな?
むすめはまだ「きのう」も「さっき」もほんとうの定義が分かっていない。ただ漠然と過去と認識しているだけだ。それから、「明日」とか「今度」とかいう「未来」の認識もまだない。だから今は、たとえば好きなお菓子を見つけられて、「これはまだダメよ。明日ね」と言っても理解ができない。でも、きっともうすぐ、「明日ね」が分かるようになるだろう。
時間のない世界から時間のある世界へ。現在は過去との連続であり、それは未来へと続いていくものだと知る。それって、人生における大革命だよね。まさに、神の内から人の子へと変わっていくっていうか。この子の人生がはじまりだす。そんな気がする。


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